無人島に一つだけ持っていくなら?
子供から大人まで、誰もが一度は口にしたことのあるテーマではないでしょうか。私の友人は、就活本番のグループワークでもこのテーマについて議論したことがあるみたいです。ベタ過ぎて逆に出題されることは無いと思っていましたが笑。
とは言え、真面目に考えたら結局何を持っていくのが一番良いのでしょう。少し気になったので、今回の記事ではあえてそんなベタな問題をテーマにしてみました。
テーマ:無人島に一つだけ持っていくなら?(制限時間:1時間)
※設定として、急に神様みたいな人が現れて自分が無人島に転送されてしまうなら、何を一つ持っていくか?という問題にします。決して何か一つを持って無人島に遊びに行くということではありません。それでは、1時間のグループワークを終えてワーク結果を発表するところから始めます。
では、発表させていただきます。私たちのグループでは、無人島に一つだけ持って行くモノとして「ライター」を選びました。その理由について詳しく説明します。
無人島でどうなりたいか
まず、私たちは無人島でどうなりたいかを話し合いました。無理やり転送された無人島で楽しく暮らしたいのか?それとも家に帰りたいのか?話し合った結果、やはり生きて帰ることを最終的に希望するだろうと決まりました。このことから、下の図のように「何もない」状況から「生きて帰る」というゴールに少しでも近づけるようなモノが、今回のテーマである無人島に一つだけ持っていくべきモノだと考えました。
つまり、生きるためにも帰るときにも役立つモノを選ぶべきだと結論付けました。
生きるについて
では、生きるためには何が必要なのでしょうか。それは恐らく衣食住だと思います。昔から人が生きるためにはこの三点さえあれば何とかなるだろうと言われてきました。しかし、一つのモノでこの三点を満たせるものなどあり得ないので、この中で最も重要な要素を一つ選び、それにフォーカスしつつ、残りの二つも少しくらい補えるモノを探すことにしました。
衣食住で最も大切な要素
そのため、私たちは衣食住で何が最も重要かを考えました。この際、マズローの欲求5段階説を参考にすることにしました。
引用:https://fc.dai.co.jp/glossary/335
上記より、生理的欲求に直結する食こそ人が生きるために最も重要な要素だと考えました。よって、無人島に持って行くモノに求めることとして以下の優先順位を付けました。
優先順位の高いほうから、これらの役割を満たせるモノを探りました。それぞれ深堀します。
食について
食が人の口に来るまでに以下のステップを踏むことが予想されます。
そもそも食には飲み物と食べ物がありますが、無人島には海や川(飲み物)があり、恐らく島にはたくさんの植物や動物など(食べ物)がいます。こう考えると、食を得る手助けとなるモノよりも、得た食を調理するモノの方が役立つかと思われます。
衣住について
衣住の共通の役割として、寒さから身を守るという点があります。この点をカバーできるモノを無人島に持って行きたいと思います。
脱出について
無人島を出るには自ら海へ出て陸を目指すか、助けを待つかの二パターンがあります。前者はリスクが大きすぎるので後者で役立つモノが欲しくなります。具体的には無人島の近くを通った船や飛行機に我々の存在を知らせることができるモノです。
まとめ
再びこれまでのことをまとめますと、無人島に持って行くモノに求めることとして
これらがあげられます。これらの三点を考慮し、私たちは無人島に一つだけ持って行くモノとして「ライター」を選びました。 これにより、海水や川水は蒸気にさせて綺麗な水にし、食材は火を通して殺菌して食べられるようにします。また、焚火をして暖を取り、その焚火の煙から島の周りの船や飛行機に我々の存在を伝えます。このようにして、生きたまま家に帰ることを目指します。 発表は以上で終わります。
いかがでしたか。今回、ロジックを組んだらライターになりましたが、普通過ぎる気がします笑。アイディアベースでは「免許証」とかが面白いでしょうか。免許書としての効果はありませんが、極限状態で自分が誰だか忘れないために、もし亡くなっても自分が誰だか分かってもらえるために。みたいな感じで笑。
話は戻りますが、今回の記事ではマズローの欲求5段階説を説明しました。これはマーケティングの本でもよく出てきます。社会人になっても使う機会が多々ありますので、是非覚えておいてくださいね。では、就活がんばれー!!