時間を意識しよう。否定的な意見は避けよう。といった取り組み姿勢や、そもそもグループワークって何だっけ?という説明は他のサイトにお任せするとして、ここではグループワークの実践的な話の進め方を記述します。

もし皆さんが就活のグループワークで「マクドナルドの売上を上げるには」と課題を与えられたとしたら、実際にどのように話を進めますか?今回はこれを例題にグループワークの実践的な話の進め方についての記事を記述したいと思います。

テーマ:マクドナルドの売上を上げるには
ポイント⇒(1)定義付けをする、(2)抽象的から具体的に、(3)モレなくダブりなく

定義付けをする

まずはグループ内であやふやな部分、言葉の“定義付け”をします。 なぜ定義付けが必要なのか?それはワークをしているのが個人ではなくグループだからです。例えば今回のテーマで、ある人は海外を含めたマクドナルドの売上、別の人は日本国内のマクドナルドの売上を考えているかもしれません。このようなすれ違いがワークの終盤で発覚すると、最悪の場合また序盤からやり直しということになりかねません。よって、まず定義付けを行います。

グループ内で「まずはテーマがぼんやりしているので、言葉の定義付けをしましょう。」

と発言してやればいいでしょう。そうすれば地域は国内、期間は一年といったように話が進みます。 これによって“マクドナルドの売上を上げるには”というテーマから“日本国内のマクドナルド一年間の売上を上げるには”といったように、ある程度グループ内で共通認識のとれたテーマになります。

抽象的から具体的に

さて、テーマがすっきりしたところでここから本格的に議論に入っていきます。次のポイントは“抽象的から具体的に”です。グループワークをしているとほとんどの人がこのタイミングで具体的な意見を述べてきます。しかし、話は抽象的なところから進めましょう。 具体的な意見を好まない理由として、例えば今回のテーマに対して

ある人が「マクドナルドでお酒を販売してマクドナルド居酒屋を作ろう」と意見し、
また別の人が「ハンバーガー食べ放題のメニューを作ろう」と提案したとします。

この時両者が各々の意見を力説すると思いますが、グループとしての方針や評価軸が決まっていない状態なので、他のメンバーはどちらかの意見に何となく賛成することになります。どちらも面白い意見ですが、最悪の場合このままではその時一番気の強い人の意見が採用されるなんてことになります。そんなものはグループワークとは呼べません。よって、定義付けが終わった後には

グループ内で「そもそも売上って何でしたっけ?」

と抽象的なところから発言してやりましょう。

モレなくダブりなく

この「そもそも売上って何でしたっけ?」を考える際に大事になってくるポイントが“モレなくダブりなく”です。これは英語でMutually Exclusive Collectively Exhaustiveといい、MECEと略されます(直訳:お互いに重複せず、全体に漏れがない=モレなくダブりなく) この考え方は就活のみならず実際のビジネスシーンでもかなり役立つ考え方らしいので是非身につけましょう。

では、“モレなくダブりなく”とは結局どういうことなのか?物事を考える際に、モレがあると適切な答えが得られず、ダブりがあったりすると非効率に答えを導いてしまいます。これを無くすための考え方が“モレなくダブりなく”です。 これを意識して日本国内のマクドナルド一年間の売上とは何かを考えてみますと

日本国内のマクドナルド一年間の売上 = 日本国内のマクドナルド店舗数 × 一店舗あたりの年間平均売上

となります。これは式が成り立つのでモレもダブりもありません。

これがグループワーク

そしてこの式をもとに議論をしましょう。

ここまでくると誰かが「マクドナルドは国内に既に多くの店舗数が存在し、近年では店舗数を減らす傾向にあるみたいですよ」と意見し、
また別の人が「確かに日本は人口が減っているので今より店舗を増やすのは危険かもしれませんね。では一店舗あたりの売上を上げる施策を考えるのはどうでしょう。」と意見するようになってきます。

よって、先ほどの式で

日本国内のマクドナルド一年間の売上 = 日本国内のマクドナルド店舗数 × 一店舗あたりの年間平均売上

一店舗あたりの年間平均売上に焦点を当てることが決定し、ここを伸ばすことで当初のテーマであるマクドナルドの売上を上げることを効率よく達成できることになります。つまり、

もともとのテーマが“マクドナルドの売上を上げるには”だったのが、この段階で“(日本国内のマクドナルドの)一店舗あたりの年間平均売上を上げるにはとテーマがより具体化しているのが分かります。そして次は 、この一店舗あたりの年間平均売上とは何かを考えて先ほどのように話を進めて行きます。

一店舗あたりの年間平均売上 = 一店舗あたりの年間購入者数 × 購入頻度 × 平均客単価

このようなことを繰り返すことで抽象的なところから具体的に、皆の意見を参考にしながらゆっくりとグループの方針を決めていくことがグループワークだと私は思っています。

例題の答えが最後まで出ないまま記事が終わってしまったので、次回はこの例題の簡単な解答例を私なりに考えて記述したいと思います。

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